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犬の肉球

犬 Photo by kretyen

 パプアニューギニア、ニューブリテン島に伝わる話。

 犬はもとは直立して歩き、速く走って多くの人を殺した。そこで生き残った人間が相談して、パンノキの果実を極めて熱しその種子を犬の通路にいた。
 犬がこれを踏んで足を焼き、倒れて手をも焦し、それから立って歩くことができなくなった。その種子は今も、犬の足の裏に球となって残っているという

◆ 参考文献

南方熊楠『十二支考〈下〉』岩波文庫

南方熊楠のキャラメル箱
 南方熊楠の随筆:犬に関する伝説(その1)

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