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狼に育てられた聖アイルビ

狼 Photo by Tambako the Jaguar

 6世紀のアイルランドの司教、聖アイルビの母親は奴隷女であった。母親の所有者の命令で、聖アイルビは産まれるとすぐに荒野に捨てられた。

 それを狼が憐れんで、狩人に見つけられて保護されるまでの間、赤子の聖アイルビの世話をした。

 のちに、聖アイルビがエミリーの司教になったとき、狩人に追われて老狼が彼の家に逃げ込んできて、彼のひざに頭を乗せた。

「助けて上げましょう。おかあさん」
聖アイルビはマントで老狼を覆い隠して、老狼を救った。

◆ 参考文献

バリー・ホルスタン・ロペス、中村 妙子・岩原明子訳『オオカミと人間』草思社

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