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蛇は籠を選び
Photo by vladeb
タンザニア、イッサンス族の神話。
太陽と月がそれぞれ壷と籠を持って地上を訪れた。太陽と月は地上の生き物すべてを招集して、壷か籠かどちらかを選んで地面に投げるように命じた。
人間の女は壷を選んで投げた。蛇は籠を選んで投げた。壷は壊れ、籠は壊れなかった。
こうして人間は死ぬようになり、蛇は年をとっても脱皮して若返ることとなった。
◆ 参考文献
大林太良・伊藤清司・吉田敦彦・松村一男 編『世界神話事典』角川書店